コロナ渦の中で、感染予防対策として新しい取り組みを始めたホテルも多いと
思います。
この記事ではその中でも、チェックイン時にできる感染予防対策についてお話
します。
チェックイン時の感染予防対策に不安がある、新しい感染予防対策の導入を検
討しているホテルの方の悩みが少しでも解決できればと思います。
チェックイン時の感染予防の大切さ
チェックインはホテルとお客様が、初めて接点を持つ場面となります。
ここで、感染予防対策をしっかりとアピールできていれば、お客様は安心して
滞在することができます。
では、どんな対策ができるか解説していきましょう。
具体的な対策方法
1.客室でのチェックイン
直接お客様をお部屋に案内することで、他のお客様との接触を避けることができます。
スタッフが案内するのではなく、案内動画や館内の地図などを作成し、スタッフと直接の接触も控えることにより、より感染症対策ができていると、アピールできるでしょう。
2.チェックインの自動化
自動化することにより、チェックイン時のスタッフとの接触を最小限に抑えることができます。
専用機械やモバイル端末を導入する必要がありますが、長期的に見れば人件費の削減にも繋がります。
3.フロントにアクリル板等の設置
アクリル板や、透明なビニールシートなどを用いて、飛沫感染の防止ができます。
手軽に導入できる、感染予防対策です。
4.入列制限
床に間隔を空けテープを貼ることで、お客様同士のソーシャルディスタンスを保つことができます。
こちらも手軽に導入が可能です。
5.チェックインの時間を管理
同じ時間帯のチェックインに人数制限をかけ、密集を防ぎます。
しかし、チェックインの時間が重なる場合、お客様にチェックインの時間をずらしていただくことが必要になり、煩わしさを感じさせてしまいます。
6.宿泊カードのオンライン化
チェックインの自動化と併せて導入すると、フロントの無人化が可能となり、感染予防対策に繋がります。
「リピーターの方は名前の記入だけでよい」というシステムもあり、お客様にとっても毎回住所などを書き込む煩わしさも軽減されます。
長期的に見ても、紙が不要になり保管や廃棄などのコストを削減できます。
7.ルームキーやカードキーの廃止
お客様が私物以外のものに手を触れる機会を少しでも減らすことで、お客様の不安を取り除くことができます。
モバイル端末や生体認証システムを導入し、キーレスになるホテルはこれからどんどん増えていくでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
感染予防対策は手厚くするに越したことはありません。
このご時世、慣れない自粛生活で、肉体的にも精神的にも疲労しているお客様
も多いと思います。
せめて、ホテルに滞在いただく時ぐらいは安心していただきたいものです。
感染予防対策が手厚いことを最初のチェックインの段階でアピールし、お客様
の信頼度を上げて満足度を高めていきましょう。